ひよこ支部

"私は私"

京都劇場3DAYS

二〇一四年公演
「別れを惜しむフリは貴方の為」

五月四日、五日、六日 京都劇場にて。
※五日は「寡黙の儀」


というわけでまとめて書いてみることにします。
もう記憶がないのでアレなんですけど感想だけでも。



四日。
わーい二日ぶりの公演です。
もはやsukekiyo中毒になっている私は観ても観ても観足りません。危険です危険!!


この日は夕方に京都入り。着いてすぐくらいに会場に向かいます。京都駅から直結しているのでとっても楽ちんです。しかもホールなので荷物の心配をする必要もありません。


今日の席はJ列上手寄りです。Jということは10列目ですが、結構近いです。これは期待です。そして椅子がふかふかしています。
今日もステージの幕には「sukekiyo」の文字が映されています。そして幕の前に例のやつが置いてあります。


時間になってブザーが鳴りました。やはりみんな着席したままです。服装に関しては京さん側から言及されることはありましたが、着席に関してはごく自然にそうなったと思います。面白いです。


メンバーが登場し幕の前で準備します。
青年館初日にも演った、アコースティックな「elisabeth addict」。若干音が小さく感じたかな?でもこれをまた聴きたかったので嬉しかったです。
今日もセットリストはアルバムの曲順通りでした。青年館初日と同じです。ですが、ステージ演出は異なっていました。曲ごとの映像はたぶんほぼ同じものなんだけど、白パネルを使うタイミングとか掛け軸が出てくるタイミングとかが違ってたと思います。それを言ったら、5日間全部異なってたと思います。

例えば、私は「the daemon's cutlery」のアジアの寺院っぽい雰囲気の映像が印象に残ってるんですが、初めて観た時はステージを囲む白パネルに映されてたので寺院の門っぽいイメージになっていて、パネル無しで後方の半円スクリーンに映されてたのを観たときは仏像?がハッキリ見えたのでまた印象が違いました。

「aftermath」の映像も、鮮やかな番傘とか赤い縄の緊縛とか、パネルに映るのと半円スクリーンに映るのとでは見え方が違って面白かったです。パネルの方は、上下左右で分かれている&カクカクした形なので映像が自然とガチャガチャになるんですよね。スクリーンに番傘だと、ほんと正統派の美しさという感じでしたね。


四日の話に戻りますと、わりと席が近いお陰で京さんの様子がよく見えてそれはもうそれはそれは良かったです。なんですが、細かいことはごっちゃになって分かんなくなってしまったのでTwitterから抜いてきます。
daemon's cutleryがエロかった(特に最後の喘ぎ声みたいなの!
・やはり演奏の安定感があり音圧が心地よい
・京さんがステージ前方を怪しげにゆるりと歩くのがステキ
・ステージの転換のときに目つぶし照明。気づくと変わっている
・激しい曲でも座って動かずに観るというのは、何かそういうプレイだろうか?
・mamaで照明が明るかったときに京さんのお御足がスケスケになっていて一人静かに興奮
・何かの時に上手側で立ち止まってこちら方向を見ていたので「はわぁー!」と思った
・そうやって客席を見ながら歌いかけてくることが多い気がする


アンコ待ちの時に演奏があるのと、最後「おやすみ」で締めるのは定番みたいです。
ちなみに今日の京さんのお衣装は青年館のときと雰囲気は同じで全身黒、ロングスカートのようなゆるいパンツ(素材薄め)、ブーツ、ながーいヒモみたいなタイ、アー写で着けてる白い指出し手袋みたいなやつ。最初ハット。メイクはこれまた違っていて、顔の右側はほぼ真っ黒、インクをビシャーっとかけられたかのような状態、左側は首の辺りに同じような感じの小さめの黒い模様、たぶん左目は赤系のシャドウ、白コンタクト。


旦那さんと参列したのですが、すごく気に入ってくれたみたいで嬉しかったです。
特にベースが素晴らしいと絶賛していました。



ピヨピヨーーーーーッ



五日。
今日は「寡黙の儀」というタイトルがつけれらており、「お客様にとっての喪服」を着用する、演奏中は雑音・私語を控える、などいくつかのお願い事項が設けられた公演でした。そして一部の曲については携帯による動画撮影がOKとなるという面白い試みもありました。


今日の座席はT列です。だいぶ後ろですので逆に安心してゆったり観ていました。前だとドキドキして前後不覚になる勢いなのでこれはこれでよいです。
寡黙ならではの演出があるのかなぁ〜と思っていたんですが、そんなに突拍子もないようなこと(ステージに棺桶があるとか遺影があるとか菊の花があるとか)はなかったです。


なんですが、


京さんの格好!!!?


ぐぬぬ、近くで見たいと思いました。


なんか長ーいもっさもさの黒髪のズラをかぶっているようです。ドレッドというか部分的に三つ編みみたいな感じで、そうじゃない部分もあって、しかもちょっとちょんまげみたいに結っていて、なんかとても面白いです。京さんも歌いながら邪魔そうにしていたような気がします。メイクはよく見えなかったんですが、どうやら目の周りは真っ黒で口紅は赤みたいな感じだったらしいです。
そんな頭なのに、衣装は黒いハッピみたいなジャケットを着ていました。袖が太くて五分くらいしかなく、丈がやや長めでした。そして長めのエナメルちっくな黒手袋。左側にはヒモを括りつけています。パンツは昨日までとうって変わってスキニーっぽい細身のものです。この全身の絶妙なのかオカシイのかよく分からないようなバランス感覚がステキです。


そして最初の方に「hemimetabolism」を演ったかと思うのですが、いつもの調子でくねくね踊っているので、私は心の中で「葬式LIVEで踊ってる人がいまーーーーす!?」などと思いながらもでもまあLIVEだからねと納得していました。


後ろの席ならではの良かったところは、ステージ全体が見えたのと、映像がステージの床面まで使って投影されてることに気づいたことかなと思います。あと桜の花びらが散る映像が綺麗でした。この日だけじゃなかったのかもしれないけど、バックの映像に重ねて花びら部分だけの映像が別で重なってるように見えていいなあと思いました。


動画撮影はアナウンスがあってからOKになりますとのことだったので、どんな風にアナウンスされるのか気になっていたのですが、これがまた面白かったです。
ある曲が終わってメンバーがおもむろにはけていき、ステージ中央にスクリーンが登場。
ムービーが流れ始めます。



・・・




・・・!?




・・・スっ、スケキヨさんじゃないですか!!!(笑)




そうです。あの犬神家のスケキヨマスクにハット姿の人が登場してきました。
しかもね、映画館で流れる「NO MORE 映画泥棒」のパロなんです。
動きがコミカルなんです。
胸ポケットからスッとスマホ出したりするんです。
もうね、面白くてね、寡黙の儀のルールを守れてたか心配でしたね。


「それではカメラのご用意をどうぞ」との文字が現れ、みんな携帯のカメラを起動し始めます。
しーんとした会場に響く「ぴっ」「ぽっ」っていう音がシュールです。
私は機種的にうまく撮れなさそうだったんですが、せっかくの機会だからということで記念撮影をすることにしました。きっと暗闇に浮かび上がるたくさんの携帯画面、っていう客席の光景がまたひとつの演出になるので、自分もその一部になろうとも思って。でも実際は画面よりもステージを見たかったので、椅子の肘に腕を固定して目線はステージにやってました。

まあそんなふうに一応撮影したって感じだったのですが、終わってから観てみたら思ったよりはよく撮れていて、なんか自分で撮影した動画だと思うととても愛しく思えてきました(笑)いや、きっと動画サイトにもアップされるから観るだけなら何とでもなるだろうとは思っていたんですが自分のもの感がすごいイイです。



そんな感じで寡黙の儀も無事に終了。
一応ブラックフォーマルで行ったのですが、もっともっとガチな人がたくさんいて和装の人もいて、みんなの気合が感じられた公演でもありました。




六日。
今日は一人参列です。

なんとE列です。センターブロックです。しぬ予感しかない!!


始まる前の緊張感たるやハワワはわわで、こんなん最前列の人なんてマジで大丈夫かなあなんて思いながら瞑想して集中力を高めていました。


今日はたしかSEからの「aftermath」始まり、ラストが「in all weathers」だったような気がします。

始まってみるとやっぱりステージが近くて、京さんに目が釘付けで、演奏はもちろん耳に入ってきてはいるもののもうホント京さんしか見えない!っていう感じでした。


昨日の衣装が変わったやつだったので、最終日はどんな感じになるのかなあ金髪に戻るのかなあと思っていたのですが、なんとどすっぴんでご登場でした。

メイクしてての表現も好きなのですが、すっぴんのときは表情がよく見えて良いです。

衣装も、aftermathのMVで着ている黒地にドットで赤いお花?模様が入っているシャツに細身のパンツというシンプルなものでした。最初はしっかりパンツにインしていたシャツが公演が進むにつれてどんどん出てきていました。


今日印象に残っている場面のひとつは烏有かな。
烏有のときの京さんはエアー◯◯を持って演じてるふうに見えることが多い気がします。今日は下手に歩いて行き、床にあった肩幅くらいの大きさのエアー◯◯を抱え上げ、ぶつぶつと何かを呟くような口の動きをしながら上手にゆっくりと歩いて行き、そこでエアー◯◯を空に放っていました。その時、両手が空いていたということは、たしかマイクはコードを首にかけていたのだと思われます。

そんでこれは烏有の後半だったのかな?記憶が曖昧なのですが、京さんがセンターに戻ってきてただ直立して、ラリったような目になって、左手で顔をこするような動きを何度かしていて、うまく言い表せないのだけど、鼻血を拭っているみたいなそんな感じでハイパー素敵でした。

烏有はおそらく毎回皆さんアドリブで好きなように演奏してるんだろうなあという感じなんですが、毎回観ていて面白くて好きです。始まるときに赤い照明がひとつまたひとつ…と点灯していくのも好きです。終わるときは匠さんがSEを切ってるみたいだなあと思ってたんですが、先日の解説放送でも「尺を決めずにやってる」って言ってましたね。


304号室もすごい良かったのだった!
全体的に鬼気迫る感がすごかったです。結構詩が聞き取りやすかったんで覚えておきたいと思ったものの私のメモに残っているのはわずかしかなく…
メロでいうと「泣いてみても笑ってみても〜」のところが「この手のひらまだ綺麗なの この身体まだ綺麗なの」になってました。手のひらのとこは左の手のひらを見ながら。そんで最後のところが「貴方の中で生きるのはもう嫌」といった感じの詩。静かになって台詞、ってとこは「私・・・・(シャウト)」だったような気がします。全体的に「私自身は純粋で私自身でしかないのに貴方の中にいる私の存在は歪められていてどんどん汚されていく、そんなのはもう耐えられない」といった感じがしました。(なんのこっちゃ
304は照明が紫とかピンクとか、そんな感じで、暗くてドロドロしてますね。


そうだ、ハイパー工ロ工ロタイムのdaemon's cutleryなんですが、「もう逃げない」の部分でマイクコードを手首に巻いてたのでした。マイク自体は右手に持っていて、左手首にくるっと回して。右手も巻いてたのかな。この曲の詩とハマってもうすごく良かったです。その動きをしていたってことはその箇所は歌ってなかったってことですね今思えば。


vandalで覚えてるのが、歌い出しらへんで下手寄りに来たときにめちゃ正面でうわああと思っていたときに、人差し指を口にあててシーッてやってたんですけど、今になってみれば「耳を澄ます」って詩に合わせてやってたんですね。まだ詩がうろ覚えだったので、このことに気づいたのは数日後に詩を読み直していたときでした。そこでハッとしたと。


その他細かいことは箇条書きでメモしときます。
・hemimetabolismの映像が真ん中から幕が開きますみたいな感じ
・zephyr、感情こもりすぎ(わりと詩を覚えてたこともありちょいつら
・斑人間の「神様は〜」のとこLIVEでもばっちりだなあ
・elisabethで詩に合わせて何かがすり抜けたみたいな手の動き
・「降り積もる後悔」の後悔具合がすごかった
・in all weathersの最初のとこの白くて細かい照明は雨が降り注ぐよう
・扇情的
・よく前髪を触ってた
・脚ほそいなぁ〜
UTAさん結構メイクしてるんだなあ



セットリストの最後に「in all weathers」があるときは、音源にも入っている「百日のよる〜」のフレーズも演奏されるので、「ああ、この公演が終わっても、各々が次に聴くであろうelisabeth addictに繋がっていくんだ」とか思っておりました。

今日の終わりも「おやすみ」でした。


新幹線に飛び乗るまでの間に無意識で「京ばぁむ」を購入していました。


あっそうだ、聞いた話によると「斑人間」のときに匠さんが歯ギターを披露していたらしいです。
なんということ!!超気になりますね。私の中での匠さんの印象はまだカチカチ君のままなのでそんな変態プレイをしている姿を見たらギャップで萌え死んでしまうかもしれません。漆黒に期待です。あとは私に京くん以外を見る余裕ができたらですね。






京都の観光日記も書きたいね。
今回宇治に行ったんだよね。