ひよこ支部

"私は私"

日本青年館 1日目

めちゃめちゃ久しぶりの日記になりました。


今日はsukekiyoさんの公演に参列して参りました。

美しくて儚くて力強くて官能的で変態的です。
素晴らしいです。

鳳凰の間のときに感じた「まるで演劇のよう」という感覚を、ホールであるが故かさらに強く感じました。



開演前。
ステージにかかった幕に「sukekiyo」の文字が映されています。

18:30を10分ほどまわったあたりで、開演のブザーが鳴りました。


下手の袖からメンバーが登場してきます。
幕の前に楽器と譜面台のようなものが用意してあり、それぞれの位置に着きます。
結構メンバー同士の距離は近く、円になっているような状態。
京くんは後ろを向いています。


1曲目は、アルバムの1曲目。
アコースティックです。
綺麗です。


曲終わりに幕がゆっくり上がり始め、後ろから青白い光が差します。
SEはアルバム2曲目の曲です。
メンバーがステージ後方へ歩いていく様が、光の中へ入り込んでいくようでドラマチックです。

SEが終わると、次はあの曲、どうやら今日はアルバム通りのセットリストのようです。


先日と違って今日は少しは曲を知っているので、また違ったふうに感じます。


序盤は照明中心の演出で、後ろの下の方に半円形に映像があったりもしました。
途中で上と左右から白いパネルが登場してステージの周りに城門ができたような状態になり、そのパネルに映像を映したりしていました。

パネルが下がった後は、今度はステージ後方の上から短冊形の5枚の絵が下りてきました。
ちょうどmamaのときです。
ステッカーに使われてる緊縛のデザインに違いないと思ってよく見たら、やっぱりそうでした。



演奏面は、ほんとに、安定感があって落ち着いて見ていられます。
他のバンドをよく知らないのでそんなに比べられないのですが、上手い人達なんだなあと感じます。


カチカチ君こと匠さんはギターにピアノに曲出し(というのかな)にと色々なことを器用にこなしている印象です。
周りの様子もよく見ていてなんだか頼れる人という感じです。

ドラムの未架さんはとても力強いプレイをされる方で、それでいてよく見てると細かい動きもあって、ベテランの空気を感じます。


常識人ベースのゆちさん、演奏が激しいです。
普通のベースだけでなくウッドベース(で合ってるのか不安)も演奏していて、しかもよく見たら指で弾いたり弓のようなもので弾いたりしていて、これまた上手い人なんだなと思いました。

下手ギターのUTAさん。
もうですね、変態という先入観でみてしまいます。
たしかに変態プレイです。
普通が何なのか分からないですが、もう、これは素敵な変態であるとひしひし感じます。
音源を聴いている時ですら、変態的なフレーズが聴こえると左かどうかを確かめてしまいます。


京くんは様々な声で歌い、叫び、広いステージを悠々と舞い、左手の動きは美しく、床に仰向けになって腹筋で起きるあれも披露してくれました。
演者のように見えるときもありました。


今日もまた本編終わりに楽器だけの演奏があり、その後のアンコールの曲は304号室(舌と夜?)でした。
そういえば京くんは下がるとき、マイクを静かに床に置いていました。
(普段はほっぽりだすことが多い気がします)


アンコールが終わると、「おやすみ」と言い残して去って行きました。
静か過ぎて京くんの足音が聞こえるほどでした。


終演後SEはゼファーでした。


今日のお客さんは、指導?が行き届いていたようで、まったく声をあげず拍手もせず立ち上がる人も変にノる人もおらず静かに見ていました。
静か過ぎて曲間に必要以上に緊張感があるくらいでした。


ハイパーINWARD SCREAMと思っている「烏有の空」はliveだと本当に圧巻です。

というか、なぜかいきなり烏有について書いてしまいましたが、全曲、素晴らしいと思います。
ファンだから贔屓目はあると思いますが、生まれてから日が浅いバンドだというのにすでに完成されている感がある気がします。



ではまた明日。
「おやすみ」